鳳凰三山 テント泊 前編 -想定外の雪と寒さ-

2021/11/12.13

3年ぶりの鳳凰三山

前回は薬師岳までしか行けず、今回こそは地蔵岳まで行くぞと気合いが入ってました。


しかし、思っていたより雪が多く、また、日の入〜明け方までの寒さで…


想定していたよりだいぶ過酷なテント泊登山になりました



今回は長くなりそうなので前後編の2回に分けてます




2021年11月12日

今年は夏が大きく潰れてしまったのでアルプスは行けておらず

もう時期的に雪で厳しいのではと諦めかけたときでした


南アルプスなら雪が少なく、例年通りなら軽アイゼンさえあれば問題なく行けてしまう!


ということに気がついてしまいました。


山は南アルプスの入門、鳳凰三山

ここ以外だとアクセスが悪すぎてあまりにも行きにくいのです


12日の朝鈍行でゆられ、韮崎駅へ

そこからタクシーで夜叉神峠登山口へ

3年ぶりにきましたが、夜叉神の森が夜叉神ヒュッテとして新しくなってました!


身支度を済ませて10:56出発

今日泊まる南御室小屋まではそこそこかかります。

長い一日の始まり


今日はテント1つとはいえ、防寒着やら水やらで分担し、荷物は結構重い




夜叉神峠までの道のりは単純な登りですが、これが1時間ほど続くので相当体力持ってかれます。


11:59夜叉神峠到着

北岳は雲の中


お昼時なので昼食をとりつつ、休憩


12:20出発


夜叉神峠を超えるとすぐに雪

ここらへんの雪は溶けてるのも多く、気をつけるほどではなかったですが、とにかく風が冷たい


13:23杖立峠

この時点で自分の想定タイムよりも遅れ

今日はテント立てたらどこにも動く気はなかったのでのんびり行きましょう


重い荷物と雪道で疲労は着実にたまっています

苺平まで2時間30分ってまじですか?



杖立峠から30分ほど歩くと急に視界がひらけ



景色が見れます

富士山はバッチリ

北岳〜間ノ岳は残念ながら雲の中


景色見て少し元気になりました


しかし、ここからは雪が深くなってきます


杖立峠から1時間半後


苺平つきました

2時間半はかかりませんでしたが、もう15時

あと1時間くらい


そしてここからの道がかなりやっかいでした


先程より雪が滑りやすく、何度か転倒しそうになりました。

また、重い荷物でバランスが取りにくい

そして登りがきつい…


平日金曜だからか、人とも全く合わない


15時半頃、南御室小屋発見!



とここで、一緒に来ていた友人Mがスリップ

メンタルがだいぶやられていたのか、数分起き上がれずにいました。



一緒に来ており、話しながら歩いていましたが、途中からお互い疲れ果てていたのでバラバラのペースで歩いてました


そして転倒したときも自分はMをほっといて先に南御室小屋に着き、眺めてました


いかんせん疲れてて、起こしに行く気が起きなかったんです



自分が到着して数分後にMが到着


少しための位置にテント

下は雪が深めだったので


今日は金曜で小屋もやってなく、テントの人も誰もおらず


テント一つ、人二人の長い夜が始まります


まずは夕食

早くしないと晩秋の夜は訪れるのが早いですから


今日はキムチ鍋

豚バラと白菜とネギだけのシンプルなやつ


めちゃくちゃ美味しかったのですが、急激に冷え込んできて、テント内で食事


バーナーは外に置いてますが、出来上がったらコッヘルを中に入れてつつく


それでも数分で鍋が冷えていく


シュラフに入りながら食べ、なんとか体を温める


〆は雑炊


これもおいしかったです




月がのぼり、空には雲があまりない



体感-5度くらい?

あくまで体感ですが、イスカの450xに入っていても寒かったです。


18時過ぎには就寝


23時頃1回起きて外に出ましたが、そこまで寒くなく、明日は予定通り3時半の出発!



のはずでした…



後編につづく

武川岳〜二子山 奥武蔵日帰り登山

2021/11/1

久々の飯能


二子山といえば秩父のクレイジーマウンテンのほうを思い浮かべる方も多いと思いますが、今回行ったのは奥武蔵の方


武川岳、二子山ともに想像通りの、いつも通りの奥武蔵っていうような山でした




2021年11月1日

天覧山以外では久しぶりの奥武蔵

この時期になってようやく奥武蔵の山々に行けるようになりました。


夏は暑くていけません…



始まりは名郷バス停

ここから登山口までロード


標識はしっかりあるので迷う心配は無いです


ここから登山開始



いい感じに奥武蔵


天狗岩までの道が結構急でした


天狗岩から先は結構ゴツゴツとした岩がでてきて、手で岩をよじのぼることが出てきました


もちろんこういう道もあります


道中の景色は


まれに見れるくらい


9:30前武川岳


前武川岳からは10分ほどのんびりと歩くと


9:41武川岳到着


景色は…


以上!


これ以上撮るものはありませんでした


山頂はそこそこ広く、ベンチもあって休むことができます


かなりコースタイム巻いたので暑いですが、アウターを脱ぐと汗の冷えと気温でさすがに冷えました


少し休んで次は二子山へ




ここから先に難所はなし

登山道は明瞭


武川岳山頂から30分ほど進むと


こんな感じで、なぞのガードレールのある道にでます

これは車が走れる道なのでしょうか?


また、目の前に武甲山

武川岳から武甲山はだいたい3時間くらいでいけちゃいます



再び登山道に戻り、この最後の登りを超えて


10:37焼山

ここからもバッチリ武甲山が見えます


開けている方面は武甲山側のみ




そしてここから見える二子山

写真左の山が二子山です。


この登り返しはかなり足にきそうな予感

コースタイム的には40分らしいけど、こう見るとほんとに40分?ってなります。

もっとかかりそうに見えます


山のあるあるですね



一気に下り


そして登り


山頂直下では、こんな登り

この登りが相当しんどかったです


11:16二子山(雄岳)到着


ここにきて初めて人と会いました


名郷バス停から二子山までの3時間半ほど、誰にも会わず

平日だからなのかも



景色はこんなもんです。

木々の合間から見える感じ

悪くない



いい時間なので、今日は棒ラーメンを食べようと家から持ってきていました

ガス缶も残りわずかで、ここで使い切ってしまおうと



わざわざガス缶うんぬんの話を書いたということは、そうです、ガス缶がラーメン作ってる途中で切れましたorz


なんとかギリギリできたと思って食べると…


なんか微妙にかたく、バリカタとごまかせる域を越してました

スープもぬるいし、麺も歯にはりつく感じ



ガス缶が残り少ない時は予備を持っていくことが大事だと気付かされました


ラーメンは微妙だったし、山頂寒いし

ということで下山



の途中に二子山の雌岳

5分ほどでつきました


あとは下り一辺倒


サクッと下山路載せていきます


このロープ張ってある、山頂直下はかなり滑りやすかったです。

慎重に




奥武蔵らしい静かな登山道


ときおりすれ違うくらい


途中で水場とあたります

この水は飲めるのでしょうか?

気になる方は煮沸


ちなみに自分は飲みました!

おいしかったですよ


この水場までが結構急な下りでした。


ここを超えればもう少し





そして歩いてると


急にトンネル

暗くなったら通るのをためらうレベル


そしてトンネルをぬけて


もうすぐ近くに道の駅があります

道の駅のすぐ横にでました


道の駅から芦ヶ久保駅まではすぐ

あとは13時過ぎの電車に乗って帰宅



今回は久々の奥武蔵を楽しめました!

奥武蔵らしいアップダウンの多さで、短い登山でも結構しんどかったですが、このらしさすら楽しいと感じてしまう

末期ですかね?


景色ないのも当然のことです

ここに景色を求めに来ては行けません

山道を楽しむのが奥武蔵の楽しみ方(個人的な意見です)



ラーメンは失敗に終わってしまったのが少し残念

次回作る時はちゃんとガスの量確認して、予備も持ってきましょう



短い登山でしっかり疲労

景色なくとも急登あるよ

皆さまもぜひお越しください




おしまい




CT

名郷バス停 7:51

登山口 8:18

天狗岩 8:47

武川岳 9:41~9:54

焼山 10:37~10:42

二子山(雄岳) 11:16~11:59

二子山(雌岳) 12:05

水場 12:38

道の駅 12:54~13:07

芦ヶ久保駅 13:10

谷川岳・一ノ倉沢ハイキング -土合山の家泊-

2021/10/14.15

久しぶりの谷川岳

昨年の主脈を縦走したとき以来

あのときは谷川岳を楽しむ余裕なんてありませんでしたが、今回は土合山の家に泊まり、2日目を早朝からアタックできるので大して大変ではないだろうと


しかし、登山初心者の友人と一緒に行ったのですが、なかなかペース通りに行かず…


結果的にかなり焦った山行になってしまいました




2021年10月14日

一日目


もともと日帰りで谷川岳行く予定でしたが、友人の家の位置的に日帰りだとタイトなスケジュールになってしまう


それじゃあ土合山の家に泊まって、一日目は一ノ倉沢までハイキングして鍋でもしようと


この判断が好判断で、もし日帰り強行してたら下りのロープウェイに間に合ってなかった可能性が非常に高かったです(^_^;



始まりの場所はいつものところ


ここは2ヶ月前にもきましたね


土合山の家はスルーし、谷川岳ベースプラザである程度の荷物を預ける

友人2人はほぼ手ぶら、自分は鍋の食材とコッヘル



一ノ倉沢までハイキング

道中は基本歩きやすく、舗装もしっかりされてます

到着!


あの中央右の岩壁が衝立岩

一ノ倉沢登攀では最も有名なのではないでしょうか?

いつか登ってみたいですが…



休憩しつつ鍋

キムチ鍋!

だんだんと鍋のおいしい季節になってきました


のんびりして帰ります



土合山の家


昔からあることは知っていましたが、泊まるのは初めて


部屋自体は悪くないのですが、驚いた点がありまして


このふすまの先なのですが、



この先が廊下なんです


土合山の家のいくつかの部屋には鍵がないんです



ここに泊まる場合はその点は覚えておいて下さい

土合山の家はホテルでありません。

山小屋のようなものだと思ってください



鍋をしっかり食べたので夕飯は軽めに


この日はこれでおしまい。


一ノ倉沢が思ったよりもよく、初めてこんな近くで岩壁を見れ、次来るときはここを登る時がいいなと思いました



2021年10月15日

二日目


少し寝坊して8:30

ロープウェイ乗り場です


到着

谷川岳が良く見えます


実は冬以外で天神尾根から登るの初めてです。

下りではなんどか使っているのですが、結構簡単なイメージを持っていました。(これが本当によくなかった)


8:44登山開始

ロープウェイの最終が17時だから余裕でしょ



序盤は木の道


ところどころ岩場

さすがは谷川岳



順調に9時半頃に熊穴沢避難小屋


熊穴沢避難小屋からは岩場の連続

こんなに天神尾根って岩場岩場してましたっけ?

正直想定外…


谷川岳主脈縦走のときはそれまでが辛すぎて、天神尾根の記憶が飛んでしまってました


休憩

友人のOが喘息持ちでなかなかペースが上がらず

以前高尾山〜陣場山まで歩いたので、谷川岳も行けると思っていましたが…

もう1人のKは高所恐怖症で後ろを振り返ることができず




天候は安定


こんなに歩きにくかった?


ザンゲ岩を超えればあと少し


最後の登り

今日平日なのに混んでます


11:20肩の小屋

少しタイムオーバー


1年と少し前に歩いた稜線が見える


肩の小屋で休憩しながらホットサンド

ホットサンドメーカーの出番があまりにも少なかったので、今回も持ってきちゃいました


と、ここで急にガスが

まだ山頂行ってないのに


ホットサンドを食べ終え、急いで山頂へ

さっきまで見えてた主脈も曇の中


トマの耳

とりあえずオキの耳まで行くことに


でも道もガスの中


13:29オキの耳到着


景色は




ガスったり、少し晴れたり


トマの耳

人が結構いるが見えます


オキの耳から早々に戻る



天気がいいのか悪いのか


ガスのタイミングがとても悪い


今なら山頂にガスがなし

オキの耳にいたときにちょうど雲の中にいたっていう感じですね



14時頃下山


3時間あるので下山は余裕…と思っていました、この頃は



怖い怖い言いながら高所恐怖症のKはドンドン下山




岩場が下りの方が大変なのは当然なのですが、Oが想定の倍のペース


今日中の下山すら危うい状態


思ったような下山ができず、自分も少しイライラ


Kは先行っていないし(定期的に連絡は取ってましたが)


そんなこんなで下山


15:39熊穴沢避難小屋


ここからあと1時間20分で降りなきゃいけない…


しかもこの間の雨でぬかるみ


でしたが、ここでOが急なスピードアップ

岩場がダメだっただけで、こういう道なら速度出せるらしい


あの田尻尾根

二度と行きません


なんと熊穴沢避難小屋から30分も経たずにここまで来てしまいました


16:09下山

Kは下山したのはつい10分前らしい


避難小屋から猛スピードだったらしいです



谷川岳は雲の中


ロープウェイ最終までに間に合ってほんとによかった…


田尻尾根を本気で考えてました…



下山後は湯檜曽駅前の紫明館でひとっぷろ

なかなかよかったです


温泉に入り帰宅


もう真っ暗

月明かりで照らされた山の稜線が綺麗でした




結果的にはなんとかなりましたが、

今回は特に反省点の多い登山となってしまいました。


・谷川岳天神ピストンを簡単な登山と自分の中の基準で考えてしまったこと。

・登山数回目の友人のペースの遅さにイラついてしまったこと。

・3人で行ってるのに下山に1人先に行かせてしまったこと。


他にもあると思いますが、パッと思いつくだけでこの3点


登山は命のかかる行為です。

自分もそうですが、ましてや人を連れていくというのは人の命を預かってるのと同じようなものです。


そういうことを考えずに安易な計画を立てたことは、しっかりと反省


のですが、この一ヶ月後にまた計画などでやらかしてますorz






今回の登山は景色もオキの耳以外よく、紅葉もきれいでいいタイミングで来れたなと思いました。



また、一ノ倉沢ハイキングがかなりよく、ここはまたいつかのんびりしに来たいです




おしまい



CT

天神平 8:44

熊穴沢避難小屋 9:26~9:32

肩の小屋 11:20~12:47

トマの耳 13:05

オキの耳 13:28

肩の小屋 14:00

熊穴沢避難小屋 15:39

登山口 16:09