鳳凰三山 テント泊 後編 -絶景の雪山散歩-

2021年11月13日




午前3時

既に起きなければならない時間ですが…


半端なく寒い……


昨日の23時頃はそれほど寒くなかったのに、シュラフから出るなんてとんでもないくらい寒い


一切動くことができず


話し合いの結果、


とりあえず3時半は無理

もう少し遅らせよう

地蔵岳は最悪諦めよう


と決まりました。


その後シュラフの中でこもること3時間ほど


6時になってしまいました

それでもめちゃくちゃ寒い




お湯をわかせようとコッヘルにいれた水が一瞬で凍りました

シュラフ外に出してた水は当然凍結

ある程度シュラフの中に入れといてよかった〜




朝食は主にウインナー

それとコーヒー


全然動きたくなかったですが、ここで動かなければ来た意味が無い


7:24重い腰をなんとか動かして出発

さらに起きた時間から遅れました

出発時点から軽アイゼン装着

6本爪


もうしっかり日も昇ってます


視界が開けるまで我慢


40分ほど歩くと


砂防岳

ここまで来たら景色が!



北岳!



富士山もしっかり見えます


ここから薬師小屋までは10分ほど


まだやってませんが、土日はやるのか小屋の人がいました。


薬師岳まであと15分


この登りを超えて


8:51薬師岳到着!

真正面に北岳、そして北岳〜間ノ岳まで良く見えます!


3年前に来た時に全く見えなかった光景が広がってます






絶景かな〜


薬師岳はほどほどに観音岳へ

地蔵岳は諦めましたが、観音岳は行けます



9:27観音岳!!!


ここから先は写真をめちゃくちゃ撮りました

その一部を載っけていきます








地蔵岳もしっかり見えました

あそこはまたいつか


青木鉱泉の方から行く楽しみもできましたしね



名残惜しいですが、そろそろ戻ります



海も見えました


帰りも激写


10:18戻ってきました





そろそろ下山のお時間

山頂には雪がなく、快適な稜線歩きでした



前回どうして迷ったんだろうって思うくらい分かりやすい道


これがガスるとなんも見えなくなって尾根を間違えちゃうのです



10:35薬師小屋

ここで少し休憩


下山開始


ここまで来たらもう絶景とはお別れ


素晴らしい稜線歩きでした

こういうのを求めてたんですよ


朝がもっと寒くなければ地蔵岳まで行きたかったです


下山はサクサクと


難しいところはないですが



11:21

帰ってきました!


お茶飲んでのんびり日向ぼっこ

ポカポカな陽気

これから重い荷物背負って帰るなんて考えられない…


出発する頃にはテントがポツポツ

土曜日ですから


日帰りの方も結構いらっしゃいました



12:59南御室小屋出発

長い長い下山の開始です

そして荷物が重い……


南御室小屋を出てすぐのところだけ景色あり


それ以外はずっと樹林帯でひた歩き


苺平


お互い荷物も重く、膝やら腰やらの調子もよくなく、愚痴大会


M「もう雪山は行かない」


自分「雪山は命かかるから誘うことはないわw」


みたいな皮肉たっぷりの会話もずっとしてました


いつもの事です


雪山経験者とほぼ未経験者では雪道での歩き方に当然差が出ますが、Mの歩きが遅く、自分がイライラ




最後の富士山スポット


ここからはずっと樹林帯


14:09杖立峠

自分のスマホは電波が繋がらなかったのですが、Mのスマホではつながり、ここでタクシー手配


ここから先は一気に雪が少なくなります

昨日あった場所も今日は溶けてるところが多かった印象




愚痴るだけ愚痴って、ときおり黙々と歩いて、

夜叉神峠までの下りは結構急なところが多く、膝に大ダメージ


そんなこんなで15時夜叉神峠到着


昨日は見えなかった山々は


今日はバッチリ


いい景色


タクシーも呼んでるので、休憩もほどほどに下山

時間的にはまだ余裕あります



街もだいぶ近づきました


もう心身ともに疲弊してますが、もう少し


ようやく登山口が見えてきました


ちょうど呼んだタクシーも到着

ナイスタイミング



15:37夜叉神峠登山口到着!

お疲れ様でした


今日はここの温泉には入りません!

というかそもそも空いてすらありませんでした


あとはタクシーで韮崎駅まで戻り、そこから甲府へ


いつもの温泉

甲府にきたらここ一択


甲府駅近くのガストで乾杯


山の後はお肉が食べたい


あとはいつも通り鈍行で帰りました




今回は今年はこのままだとアルプスに行かずに終わってしまう!と思い、11月半ばという時期に鳳凰三山に行ってしまいました。


結果的にはいい登山になりましたが、体力不足と寒さにだいぶやられました。


特に朝の寒さは異常

防寒着はしっかりと雪山仕様にしたはずなのですが、そろそろもっといい物を買う必要があるのかもしれません。


というよりシュラフも冬仕様のじゃなきゃこの時期のテント泊はしんどさしかないです…



稜線からの景色は最高で、見たかったものが全て見れました!

大満足!



次きた時は地蔵岳まで行きたいものです


その時は青木鉱泉からか、はたまた南御室小屋から頑張るか、どちらになるのでしょうか?


たぶんだいぶ先にはなるでしょうが





おしまい



CT

1日目

夜叉神峠登山口 10:56

夜叉神峠 11:59~12:20

杖立峠 13:23~13:27

苺平 15:06

南御室小屋 15:35


2日目

南御室小屋 7:24

薬師小屋 8:28~8:36

薬師岳 8:49~8:53

観音岳 9:29~9:45

薬師岳 10:18~10:28

南御室小屋 11:21~12:59

苺平 13:27

杖立峠 14:09~14:18

夜叉神峠 14:57~15:06

夜叉神峠登山口 15:36

鳳凰三山 テント泊 前編 -想定外の雪と寒さ-

2021/11/12.13

3年ぶりの鳳凰三山

前回は薬師岳までしか行けず、今回こそは地蔵岳まで行くぞと気合いが入ってました。


しかし、思っていたより雪が多く、また、日の入〜明け方までの寒さで…


想定していたよりだいぶ過酷なテント泊登山になりました



今回は長くなりそうなので前後編の2回に分けてます




2021年11月12日

今年は夏が大きく潰れてしまったのでアルプスは行けておらず

もう時期的に雪で厳しいのではと諦めかけたときでした


南アルプスなら雪が少なく、例年通りなら軽アイゼンさえあれば問題なく行けてしまう!


ということに気がついてしまいました。


山は南アルプスの入門、鳳凰三山

ここ以外だとアクセスが悪すぎてあまりにも行きにくいのです


12日の朝鈍行でゆられ、韮崎駅へ

そこからタクシーで夜叉神峠登山口へ

3年ぶりにきましたが、夜叉神の森が夜叉神ヒュッテとして新しくなってました!


身支度を済ませて10:56出発

今日泊まる南御室小屋まではそこそこかかります。

長い一日の始まり


今日はテント1つとはいえ、防寒着やら水やらで分担し、荷物は結構重い




夜叉神峠までの道のりは単純な登りですが、これが1時間ほど続くので相当体力持ってかれます。


11:59夜叉神峠到着

北岳は雲の中


お昼時なので昼食をとりつつ、休憩


12:20出発


夜叉神峠を超えるとすぐに雪

ここらへんの雪は溶けてるのも多く、気をつけるほどではなかったですが、とにかく風が冷たい


13:23杖立峠

この時点で自分の想定タイムよりも遅れ

今日はテント立てたらどこにも動く気はなかったのでのんびり行きましょう


重い荷物と雪道で疲労は着実にたまっています

苺平まで2時間30分ってまじですか?



杖立峠から30分ほど歩くと急に視界がひらけ



景色が見れます

富士山はバッチリ

北岳〜間ノ岳は残念ながら雲の中


景色見て少し元気になりました


しかし、ここからは雪が深くなってきます


杖立峠から1時間半後


苺平つきました

2時間半はかかりませんでしたが、もう15時

あと1時間くらい


そしてここからの道がかなりやっかいでした


先程より雪が滑りやすく、何度か転倒しそうになりました。

また、重い荷物でバランスが取りにくい

そして登りがきつい…


平日金曜だからか、人とも全く合わない


15時半頃、南御室小屋発見!



とここで、一緒に来ていた友人Mがスリップ

メンタルがだいぶやられていたのか、数分起き上がれずにいました。



一緒に来ており、話しながら歩いていましたが、途中からお互い疲れ果てていたのでバラバラのペースで歩いてました


そして転倒したときも自分はMをほっといて先に南御室小屋に着き、眺めてました


いかんせん疲れてて、起こしに行く気が起きなかったんです



自分が到着して数分後にMが到着


少しための位置にテント

下は雪が深めだったので


今日は金曜で小屋もやってなく、テントの人も誰もおらず


テント一つ、人二人の長い夜が始まります


まずは夕食

早くしないと晩秋の夜は訪れるのが早いですから


今日はキムチ鍋

豚バラと白菜とネギだけのシンプルなやつ


めちゃくちゃ美味しかったのですが、急激に冷え込んできて、テント内で食事


バーナーは外に置いてますが、出来上がったらコッヘルを中に入れてつつく


それでも数分で鍋が冷えていく


シュラフに入りながら食べ、なんとか体を温める


〆は雑炊


これもおいしかったです




月がのぼり、空には雲があまりない



体感-5度くらい?

あくまで体感ですが、イスカの450xに入っていても寒かったです。


18時過ぎには就寝


23時頃1回起きて外に出ましたが、そこまで寒くなく、明日は予定通り3時半の出発!



のはずでした…



後編につづく

武川岳〜二子山 奥武蔵日帰り登山

2021/11/1

久々の飯能


二子山といえば秩父のクレイジーマウンテンのほうを思い浮かべる方も多いと思いますが、今回行ったのは奥武蔵の方


武川岳、二子山ともに想像通りの、いつも通りの奥武蔵っていうような山でした




2021年11月1日

天覧山以外では久しぶりの奥武蔵

この時期になってようやく奥武蔵の山々に行けるようになりました。


夏は暑くていけません…



始まりは名郷バス停

ここから登山口までロード


標識はしっかりあるので迷う心配は無いです


ここから登山開始



いい感じに奥武蔵


天狗岩までの道が結構急でした


天狗岩から先は結構ゴツゴツとした岩がでてきて、手で岩をよじのぼることが出てきました


もちろんこういう道もあります


道中の景色は


まれに見れるくらい


9:30前武川岳


前武川岳からは10分ほどのんびりと歩くと


9:41武川岳到着


景色は…


以上!


これ以上撮るものはありませんでした


山頂はそこそこ広く、ベンチもあって休むことができます


かなりコースタイム巻いたので暑いですが、アウターを脱ぐと汗の冷えと気温でさすがに冷えました


少し休んで次は二子山へ




ここから先に難所はなし

登山道は明瞭


武川岳山頂から30分ほど進むと


こんな感じで、なぞのガードレールのある道にでます

これは車が走れる道なのでしょうか?


また、目の前に武甲山

武川岳から武甲山はだいたい3時間くらいでいけちゃいます



再び登山道に戻り、この最後の登りを超えて


10:37焼山

ここからもバッチリ武甲山が見えます


開けている方面は武甲山側のみ




そしてここから見える二子山

写真左の山が二子山です。


この登り返しはかなり足にきそうな予感

コースタイム的には40分らしいけど、こう見るとほんとに40分?ってなります。

もっとかかりそうに見えます


山のあるあるですね



一気に下り


そして登り


山頂直下では、こんな登り

この登りが相当しんどかったです


11:16二子山(雄岳)到着


ここにきて初めて人と会いました


名郷バス停から二子山までの3時間半ほど、誰にも会わず

平日だからなのかも



景色はこんなもんです。

木々の合間から見える感じ

悪くない



いい時間なので、今日は棒ラーメンを食べようと家から持ってきていました

ガス缶も残りわずかで、ここで使い切ってしまおうと



わざわざガス缶うんぬんの話を書いたということは、そうです、ガス缶がラーメン作ってる途中で切れましたorz


なんとかギリギリできたと思って食べると…


なんか微妙にかたく、バリカタとごまかせる域を越してました

スープもぬるいし、麺も歯にはりつく感じ



ガス缶が残り少ない時は予備を持っていくことが大事だと気付かされました


ラーメンは微妙だったし、山頂寒いし

ということで下山



の途中に二子山の雌岳

5分ほどでつきました


あとは下り一辺倒


サクッと下山路載せていきます


このロープ張ってある、山頂直下はかなり滑りやすかったです。

慎重に




奥武蔵らしい静かな登山道


ときおりすれ違うくらい


途中で水場とあたります

この水は飲めるのでしょうか?

気になる方は煮沸


ちなみに自分は飲みました!

おいしかったですよ


この水場までが結構急な下りでした。


ここを超えればもう少し





そして歩いてると


急にトンネル

暗くなったら通るのをためらうレベル


そしてトンネルをぬけて


もうすぐ近くに道の駅があります

道の駅のすぐ横にでました


道の駅から芦ヶ久保駅まではすぐ

あとは13時過ぎの電車に乗って帰宅



今回は久々の奥武蔵を楽しめました!

奥武蔵らしいアップダウンの多さで、短い登山でも結構しんどかったですが、このらしさすら楽しいと感じてしまう

末期ですかね?


景色ないのも当然のことです

ここに景色を求めに来ては行けません

山道を楽しむのが奥武蔵の楽しみ方(個人的な意見です)



ラーメンは失敗に終わってしまったのが少し残念

次回作る時はちゃんとガスの量確認して、予備も持ってきましょう



短い登山でしっかり疲労

景色なくとも急登あるよ

皆さまもぜひお越しください




おしまい




CT

名郷バス停 7:51

登山口 8:18

天狗岩 8:47

武川岳 9:41~9:54

焼山 10:37~10:42

二子山(雄岳) 11:16~11:59

二子山(雌岳) 12:05

水場 12:38

道の駅 12:54~13:07

芦ヶ久保駅 13:10